木材コンビナート内 社会見学 ㈱新城製作所
昭和41年の完成以来、木材コンビナート内には、様々な企業が進出しています。
みなさまに木材コンビナートの魅力をもっと身近に感じていただきたい。
百聞は一見にしかず。みなさんの代わりに木材コンビナート内で活躍されている会員企業様
へお伺いし、その企業の特徴や様子を楽しくお伝えできればと思います。
木材コンビナートには魅力がいっぱい!
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㈱新城製作所 本社工場 を見学させて頂きました。
ピアスナット・溶接ナットの生産をおこなうメイン工場です。
『国内外主要自動車メーカーのネジは、新城さんのネジを使用しているらしい・・ 』
建設業の現場でも、『新城さんのネジは良く締まるから必需品だ・・』
等々の噂を聞きつけ、えっ?コンビナート内にそんな工場があるのなら、
是非とも見せていただきたい!!!
新城社長にお願いし、今回、見学させていただけることになりました。
新城功社長による会社概要の説明
現社長は4代目になるそうです。創業は昭和18年。
昭和46年にピアスナットの生産を開始されました。
昭和47年※㈱九州新城設立
昭和57年※ピアス販売㈱設立(※平成25年㈱九州新城と合併)
平成 7年ドイツARNOLD&SHINJOmbH&Co.KG設立
平成19年新城ベトナム設立
平成20年ドバン設立
平成26年㈱新城インターナショナル設立
グローバルに大躍進されております!
昭和39年に岸和田工場を稼働開始、
平成13年には、ナット部門を木材コンビナート内本社工場へ集約されました。
木材コンビナート内には、3つの工場があります。
新港町PS工場 忠岡新浜との境目にある臨海工場
今回見学させて頂いた木材町本社工場です。
工場内は、想像以上にすっきり綺麗で驚きました。
この、グルグル巻き巻きの鉄線が、
いくつもの工程を経て、ネジに加工されるのですね。
ナットフォーマ―(50台ほどあるそうです!)
グルグルの鉄線をナット形に冷間圧造してるそうです。
生産の70%位は自動車向けとのことでした。
私の中の勝手なイメージで、何十人もの従業員さんが工場内で
所狭しと、ネジを作っていると思いこんでいました。
実際は、お一人あたり、何台もの機械を管理されており、
『従業員さんは、どちらにおられますか?』
探さないとわからない程です。女性はもちろん、海外の方もおられます。
オイルにコーティングされたナットが、ポンポン出てきています。
タッピング(ネジ切り)(130台程あるそうです。)
画像選別機(33台)
こちらの選別機は、ネジ切りが正確にできているかどうかを検査する
機械で、なんと!社内で開発されたそうです。
規格外のネジを見つけると、一瞬で、ピン!!と横に撥ねていました。
流れてくるネジを凝視していても、撥ねたことに気付かない程の素早さ。
出荷準備中。
見せて頂いた工程全てが、驚きの連続でした。
ナットの計量~物流もオートメーション化されていました。
けれども、こんなハイテク設備の中であっても、
小さなナットを一つ一つ、丁寧に目視で確認する工程が
あったことが、とても印象に残りました。
製品の品質管理へのこだわりが、見えたような気がしました。
もしかすると、私の車にも、新城さんのこだわりのネジが
使われているかもしれません。
新城社長、お忙しい中、ありがとうございました。