平成28年11月2日(水)
今年は、30名のみなさまと京都舞鶴へ❕
さわやかな秋晴れ。早朝の空気が冷たいです。
いつもお世話になっている、御坊南海バス㈱さんの
バスにて午前7時20分木材コンビナートを出発。
近畿自動車道⇒第二京阪⇒京都縦貫道
舞鶴東ICから
関西電力㈱ 舞鶴火力発電所へ。
舞鶴クレインブリッジを渡ります。(全長735m)
平成11年5月開通。
元来、舞鶴発電所の工事用道路の一部として発注され造られた橋だそうです。
日本海側で最大の斜張橋。
英語で‟鶴の橋”の名のとおり
二羽の鶴が羽を広げた姿を連想させます。
夜間はライトアップされるそうです。
水面に浮かぶ灯。きっときれいでしょうね✨
引揚の丘
クレインブリッジから平引揚桟橋(平成6年復元)が見えます。
引揚港『岸壁の母』で有名です。
昭和20年9月引揚港に指定されて以降、
昭和33年9月まで引揚船が入港していました。
昭和25年5月頃には他の引揚港は閉鎖され、
舞鶴が唯一の引揚港となったそうです。
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クレインブリッジを渡り、ほどなく
関西電力㈱舞鶴発電所へ到着。
本来は、入口で身分証チェックがありますが、
今回は事前に手続きをすませてありますので、
バスのまま構内へ進みます。
大きいタンクがたくさん見えてきました👀
先ずは、室内にてお話しを伺いました。
映像を用いて舞鶴発電所のこと、発電の仕組みetc・・
わかりやすくご説明下さいます。
舞鶴発電所には、国内最大級(729m)の沖出方式の桟橋
があり、運よく今日は、石炭運搬船が入港中とのこと。
荷役作業の様子も見せていただけることに。 Luckyです🎶
関西電力㈱さんのバスで構内を案内下さいます。
早速乗り込み、出発です。
舞鶴火力発電所はCO2排出削減を目指し、石炭だけでなく
バイオマス燃料(木質ペレット)を混焼し発電しています。
(平成20年 バイオマス混焼発電 本格運用開始)
1号機・2号機各90万kW 計180万kW出力できるそうです。
巨大な石炭サイロ。直径約60m高さ80m
1基で10万トンの石炭が貯蔵できるそうです。
バイオマスサイロ
1基あたり5000tのバイオマス燃料(木質ペレット)を保管。
年間のバイオマス燃料使用量は約6万トン(約3%)。
ということは、この1基で約1か月分ですね。
木質ペレット(直径約6~8ミリ)
おがくずやかんなくず等を乾燥、粉砕し圧力を加え円筒状に加工したもの。
100%木質の固形燃料。
木質ペレットと石炭を混焼することにより、
石炭消費量を年間約4万トン、CO2排出量を約9.2万トン
削減できるそうです❕
では、もっとも~っと沢山の木質ペレットを混ぜれば良いのでは?
残念ながら・・・
石炭と木質ペレットを燃えやすい微粉状に処理する微粉炭機の
処理容量の都合により、現状ではこれ以上バイオマス燃料の
使用量を増やすことは難しいそうです。
構内はタンクや鉄塔等の設備だけではなく、かなりの緑地がありました。
敷地面積の約6割が緑地ということも頷けます。
フェンスに比較的新しい有刺鉄線が張り巡らされています。
構内にてツキノワグマの目撃情報があったとか!!⚠
熊の侵入防止柵だそうです。。
敷地内にはみかん畑もあるそうです🍊
予想以上に自然たっぷりでした。
車窓から運搬船が見えてきました!大きいです 🚢🚢~
(インドネシア船 53万トン)
安全のためにヘルメットを着用し、バスから降りて見学させて頂きました。
巨大なシャベルで陸揚げしています。2000t/時の陸揚げができるそうです!!
迫力があります。
石炭サイロに続く密閉式のコンベアで運ばれます。
見学記念に全員でパチリ 📷
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次は海抜57mの上段部(環境を守るためのエリア)へ
観光バスがすっぽり入る太さの煙道がみえます。
化学反応の力で窒素酸化物を窒素と水に分解されます。
集じん装置
高さ200mの煙突(海抜57mに設置)
排ガスを拡散させます。
火力発電により排出される、ばいじん、石こうは
すべてセメントなどの原料として再利用されているそうです。
現在、木材コンビナート内貯木場において、火力発電の副産物である、
石炭灰(アッシュクリート)と呼ばれるものを沈めて水質実験が行われています。
今回、お伺いしたところ、アッシュクリートは舞鶴発電所でしかできないそうです。
ですので、木材コンビナート貯木場に沈んでいる石炭灰は舞鶴発電所から運ばれたものなんですね!!
貯木場再生試についての記事はコチラ↓↓↓
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舞鶴発電所を見学させていただき、あっという間に時が過ぎ、
お腹もすいたところで、ランチタイムです。
ホテルマーレたかたさんへ移動します。
ご参加のみなさまとお話ししながら、和気あいあいと頂きました。
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食事を終え、お腹も満たされたところで、赤レンガパークへ移動 🚌 🚌
赤レンガ倉庫群を散策。
有名な赤レンガ。泉州地域の煉瓦がたくさん使用されているそうです。
お土産には、有名な海軍カレーが人気でした。
散策のあとは、
赤れんが博物館横 (北吸赤れんが桟橋乗り場)へ集合❕
海軍&引揚 ゆかりの港めぐり遊覧船
日頃、間近にみることの出来ない護衛艦や造船所などを
海から巡ります。
本日乗船する遊覧船です。 🚢出港します~
近くで見る艦艇に圧倒されます。
4301ひうち 177あたご
DOCK
造船の様子。修理でしょうか❔写真に入りきらない程大きい船が停泊中。
824 はやぶさ 232 せんだい
艦艇レーダーが見えます。乗組員さんが手を振って下さいました。
目を凝らして見ると、板目が見えます。鋼鉄のイメージでしたが、こちらは木造なのですね!
潜水作業? 船底を掃除していたようです。
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約30分の港めぐりを終え、バスにて帰路につきました。
有意義な1日を皆さまと過ごすことができ、本年度の研修旅行は無事に終了いたしました。